Windows Server 2016 に Oracle Database Express Edition 18c をインストールする

以前、Oracle Linux に Oracle Database Express Edition 18c をインストールする記事を書いた。

今回はWindowsでやってみようと思う。結論から言うと、わざわざ書く必要が無いほど簡単ではあるのだが。

インストール手順の他、いくつかの管理作業についてもまとめてみる。

インストーラのダウンロード

インストーラは、Oracle Technology Network(OTN)からダウンロード出来る。

Oracle Database Express Edition 18c のダウンロード | Oracle 日本
Oracle Database Express Edition 18c のダウンロード

「Oracle Database 18c Express Edition for Windows x64」をダウンロードする。Oracleのアカウントが必要なので無い人は作っておく。

ちなみに、Windows Vista以前のWindowsと、Windows Server 2008 R2以前のWindows Serverは動作保証外である。

インストールする

ダウンロードしたファイルを展開して、setup.exe を起動すればインストールが始まる。

Enterprise Editionとはずいぶん毛色の違うインストール画面で、初めてOracle Databaseに触れる人でも、特に迷う部分はないと思う。

途中で、以下のようにデータベースの管理ユーザのパスワードを聞かれるので適宜設定する。

このことからわかるように、データベースソフトウェアのインストールと同時に、データベースも作成される。

ここで作成されるデータベースには、Standard Edition以上のように細かいパラメータの設定は出来ない。問答無用で、以下のデータベースが作成される。

  • SIDは「XE」固定
  • マルチテナントコンテナデータベース
  • 「xepdb1」という名前のプラガブルデータベースを含む

画面の指示に従って進めていき、以下の画面が出れば、無事インストール完了となる。

リスナーもリスナー名「LISTENER」で自動的に作成され、1521ポートでリスニングしている。

ちなみに、このインストール完了画面には嘘が含まれているので注意が必要(後ほど説明)。

データベースに接続する

プラガブルデータベース(PDB)が作られているので、こちらに接続してみようと思うのだが、インストール完了画面の通りに簡易接続しようとしても失敗する。

C:\Users\Administrator>sqlplus system/Oracle18c@localhost:1521/xepdb1
SQL*Plus: Release 18.0.0.0.0 - Production on 水 5月 15 11:06:39 2019
Version 18.4.0.0.0
Copyright (c) 1982, 2018, Oracle.  All rights reserved.
ERROR:
ORA-12541: TNS: リスナーがありません
ユーザー名を入力してください:

なぜかというと、インストール時に作られたリスナーは、localhost(127.0.0.1) ではなく、外部アドレスでリスニングするように設定されていたから。

従って、localhostでは無く具体的なIPアドレス(もしくはホスト名)で以下のように接続する必要がある。

C:\Users\Administrator>sqlplus system/Oracle18c@192.168.100.178:1521/xepdb1
SQL*Plus: Release 18.0.0.0.0 - Production on 水 5月 15 11:13:02 2019
Version 18.4.0.0.0
Copyright (c) 1982, 2018, Oracle.  All rights reserved.
最終正常ログイン時間: 水 5月  15 2019 11:06:29 +09:00
Oracle Database 18c Express Edition Release 18.0.0.0.0 - Production
Version 18.4.0.0.0
に接続されました。

リスナーがリスニングするIPアドレスを変更するには

「DHCP環境でIPアドレスが変わってしまった」「後からIPアドレスを変更した」場合の対応方法は以下を参考にして欲しい。

データベースを再作成する

Standard Edition以上であれば、Database Configuration Assistant(以下、DBCA)を使ってデータベースの削除や作成が行えるが、Express Editionの場合はどうなのか?

一応、スタートメニューには各種ツールが登録されており、DBCAも使えそうな雰囲気である。

Express Editionの制限として、作成できるデータベースとインスタンスは1つのみ。しかもSIDは「XE」以外使えないようなので、その点に注意しつつ再作成の検証をしてみる。

既存のデータベースを削除

DBCAを起動し、「データベースの削除」を選択して処理を続ければ、データベースの削除は特に問題なく行えた。

データファイルの保存先に空のフォルダが残ってしまうので、これは手動で削除する。

データベースの作成

同じく、DBCAでデータベースを作成していくのだが、作成モード画面で 「標準構成」を選択して続けていくとエラーで先に進めなくなる。

そのため、「拡張構成」を選択して進めていくことにする。

以降、デフォルトから設定を変える部分をピックアップしていく。

「データベースの識別」画面では、グローバルデータベース名とSIDに「XE」を指定し、コンテナデータベースとして作成するため、PDB名に「xepdb1」を指定する。

「ユーザー資格証明」画面で、「全てのアカウントに同じ管理パスワードを使用」を選択し、SYSやSYSTEMユーザのパスワードを指定する。

特に問題なく進めば、データベースの作成は完了するはず。

まとめ

Standard Edition以上と比較すると、インストールは非常に簡単。Oracle Databaseの勉強用にまず始めてみるには良いものだと思った。

一方、インストール後の管理作業に関しては上位エディションと変わらず、結局煩雑ではある。データベースの再作成などは、XE特有の制限もあって戸惑う部分も多かった。

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