データベースにスキーマを準備したら、新規アプリケーションの作成を行っていく。
今回は「対話モード・レポート」ページを1つ追加したアプリケーションを作っていくことにする。
対話モード・レポートとは
対話モード・レポートを使用すると、以下のようにデータベースの表データをブラウザ上に適切な形式で表示できる。データベースアプリケーションとしては、最も単純なものだろう。

Microsoft Excel等の表計算ソフトのように、列にフィルタを設定することもできるし、その場でグラフを作成したり、ピボットテーブルを作ったりする機能もある。

アプリケーションの作成
ワークスペースにログインし、[アプリケーション・ビルダー] → [作成] を選択する。
「どのタイプのアプリケーションを作成しますか。」と聞かれるので、[新規アプリケーション]を選択。

[名前]には適当なアプリケーションの名前を入力する。
アプリケーションに対話モード・レポートページを追加するため、[ページの追加]を選択する。

「ページの追加」画面では、[レポート]を選択する。

次の「レポート・ページの追加」画面には、いくつか重要な要素が含まれている。

[ページ名]には、適切なページの名前を指定する。
[表またはビュー]には、レポートページに出力させるデータベースの表を指定する。
ここで、[フォームを含める]にチェックを入れると、表のレコード(行)を修正したり、新たに追加したりするための入力フォームを同時に作成してくれる。

また、[参照列]の設定にも注意しておきたい。この設定を行うと、[表またはビュー]で指定した表に外部キーが設定されている場合、外部キー列の表示を参照先の表の列と置き換えることができる。

ここまで設定したら、[ページの追加]ボタンを押してページの追加は完了。
最後に、[アプリケーションの作成]ボタンを押せば、作成が開始される。
今回は対話モード・レポートに以下の操作を両方行っている。
- フォームを含める
- 参照列を設定する
ところが、これが出来るのは新規アプリケーション作成時のみで、作成済みのアプリケーションに後からページを追加する際はどちらか一方しか出来ないようだ。両方出来るようにするにはページ追加後に自分でレイアウトや属性値などをいじる必要がある。
作り込みが甘いというか、制限が多いというか…。
作成したアプリケーションの実行
アプリケーションの作成が終了すると、アプリケーション・ビルダーで当該アプリケーションのホームページが表示されているはず。

ここで、[アプリケーションの実行]を選択し、サインイン画面が表示されたら、ワークスペースのアカウントでサインインする。
作成した対話モード・レポートページが出てくるので、クリックしてデータベースの表が表示されることを確認する。

簡単なアプリケーションの作成完了!
単にデータベースの表を表示するだけのアプリケーションなら、画面上の項目を選択していくだけで簡単に作ることが出来た。
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