GIインストール後にASMFDを構成

Grid Infrastructure をインストールする際にASMフィルタドライバ(ASMFD)を構成しないように選択してインストールが完了した後にASMFDを構成する方法。

管理者ガイド
Oracle ASMフィルタ・ドライバ(Oracle ASMFD)を使用すると、システムを再起動するたびにOracle ASMで使用するディスク・デバイスをリバインドする必要がなくなるため、ディスク・デバイスの構成および管理が簡単になります...

先に現在のASMディスク検出文字列を確認しておく。

$ asmcmd dsget
parameter:/dev/sd*
profile:/dev/sd*

ASMFDのディスク検出文字列を上記に追加して更新する。

$ asmcmd dsset '/dev/sd*,AFD:*'

RACを構成するすべてのノードでCRSを停止。

# crsctl stop crs

RACを構成するすべてのノードでASMFDを構成する。

# asmcmd afd_configure

この時、以下のように未サポートであることを示すエラーになることがある。

# asmcmd afd_configure
ASMCMD-9520: AFDは'supported'ではありません

ASMFDは適用済みのRUのバージョンやOSのカーネルバージョンによって使えない場合があるので、適宜OSをアップデートするか、必要なRUを適用する必要がある。

構成に成功すれば以下のようにステータスが確認できるようになる。

$ asmcmd afd_state
ASMCMD-9526: AFDの状態は'LOADED'であり、フィルタリングは'ENABLED'です(ホスト'rac19n1.dn.home')

既存のASMディスクに対してもラベル付けを行う。

# asmcmd afd_label 'OCR1' '/dev/sdb' --migrate
# asmcmd afd_label 'DATA1' '/dev/sdc' --migrate
# asmcmd afd_lslbl
--------------------------------------------------------------------------------
Label                     Duplicate  Path
================================================================================
DATA1                                 /dev/sdc
OCR1                                  /dev/sdb

CRSを再起動する。

# crsctl start crs

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