先日購入した HP Pro Mini 400 G9。2.5インチストレージの固定ねじが付属していないという、いまいちな出来事があって、ストレージの構成を見直そうと思った。
購入時に選択したのは256GBのM.2 NVMe SSDだったのだが、これを市販の1TBのものに換装する。
購入したもの
WesternDigitalのSN570。PCIe 3.0 の平凡なものだが、TLCで600TBW、価格も1万2000円前後とこなれている。
大きなチップはNANDとコントローラーの2つだけという実にシンプルなもの。裏面には何も実装されておらず、これで1TBとはすごい時代だなと思う。
換装
筐体を開けて、2.5インチのドライブブラケットを取り外すと、M.2スロットにアクセスできる。
もともと入っていたSSDには放熱用なのかシート状のカバーが付いていた。てっきりちょっと厚みのあるシリコン素材で、チップに密着するようなものだと思っていたら、そんな上等なものじゃない。ペラペラのフィルム状のものだった。ペラペラなので、チップに触れてない部分がほとんどで、これでは放熱効果なんてほとんどないんじゃないかと思う。
一応、端のほうだけシールになっていて、その部分だけはSSD本体にくっつく形になっていたが。
そういう構造なのでシートをはがすときにSSDに貼られているシールも一緒にはがれてしまった。
SSDの裏面、マザーボード上には厚めのシリコンパッドが張られていて、どちらかというとこっちから
マザーボード側に熱を逃がすような構造になっているようだった。
取り付け自体はどうということもなかったが、最後のねじ止めで微妙に左右にずれるのがちょっと気になる。M.2の端子ってすごく細かいので、微妙なずれでも接触不良になったりしないのかと。実際動かしていて問題は発生していないので大丈夫だとは思うが。
再インストール
元のディスクのイメージコピーでもよかったのだが、リカバリメディアの動作確認もかねてOSごと入れなおすことにした。このPCの場合、サポートサイトからクラウド回復クライアント(HP Cloud Recovery)をダウンロードすればUSBメモリにリカバリメディアを自分で作成できる(そこにたどり着くまでが分かりづらいのだが)。今回はもともと作成してあったメディアを使ってリカバリを試みた。
このUSBメモリから普通にWindowsのインストーラが立ち上がったので、自作PCよろしくクリーンインストールのような方法をとった。問題はその後のドライバ類のインストールで、USBメモリ内にはドライバも同梱されているようなのだがインストーラの起動方法などどこにも書かれていない。「Shortcut_to_HPSoftwareSetup.exe」というそれっぽいショートカットが作られていたので、とりあえずそれを起動してみたらインストーラの画面が立ち上がってきた。
「ハードウェア有効化ドライバー」を選択するとドライバのインストール画面が出てきたので、全部選択してインストール。
とりあえず、これで問題なく動いている。
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