企業のリース切れ中古PCをあさっていると最近よく目にするようになったのが、タイトルにあるNECのMate。
ちょっとした用途で適当なデスクトップPCが欲しかったので一台調達したのだが、M.2 SSDの取り付けが一筋縄でいかなかったので対応方法を残しておく。

CPUの世代的には第9世代のCore iを積んだもので、2万円前後でよく見かける。型番違いで同じ筐体を積んだモデルが他にもあるが、おそらく同様の手順で対応できるはず。それにしても、NECのPCは型番のつけ方が複雑怪奇でマニュアルを探すのも一苦労。もっとわかりやすくできないものなのか。物自体は、LenovoのThinkCentre M920s。ベースになったPCのほうがよっぽど必要な情報が見つけやすいしラインアップもシンプルなのはなぜなのか。
NECのマニュアルとしては以下が該当するが、M.2ストレージの取り付け・取り外し方法については記載がない。
ということで、ベースであるThinkCentre M920sのハードウェア保守マニュアルを見ることにする。
https://download.lenovo.com/pccbbs/thinkcentre_pdf/m920s_ughmm_ja.pdf
Lenovoはこのあたりの詳細な手順を一般公開、しかも日本語でやってくれているのが素晴らしい。
で、このマニュアルを見るとわかるのだがこのPC、普通の自作PCのようにマザーボード上にM.2 SSDの固定部品がない。SSDをマザーボードからはみでる形でブラケットに設置・固定する独特の仕様で、「M.2 ストレージ・ドライブ・ブラケット」というものが別途必要。残念なことにモデルによってはこのブラケットが付属していないため取り付けできない場合があり、今回もその状態だった。ただ、取り付け用の溝はあるのでブラケットさえ用意できれば対応できる。

調べてみるとこのブラケット、サービス部品番号は「4XF0U53614」で以下に該当するようだ。
Yahoo!ショッピングなどで1500円前後で互換品が売られていたので、今回はそれを調達した。
それにしても、こんな情報どこから仕入れてくるのかYahoo!ショッピングの商品レビュー欄にはNECのPCでも使えたというレビューがすでに複数存在し、他にも同様の目的で購入している人がいるようだった。

互換品…という割に、Lenovoのサイトと見比べてみても純正品にしか見えない。実際取り付けてみても違和感ないので、全く問題なし。

SSDスロットは右側。付属しているプラスチック製のファスナーを使ってSSDを固定する形になるので、ねじ止めなども不要。

こんなブラケットくらい、標準でつけておいてほしいものではある。
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