VMwareがBroadcomに買収されたことで提供が終了していた無償版のESXiがいつの間にか復活していたらしい。Oracle Linux Virtualization Manager + KVMの環境に移行を検討していたのだが、個人用途では使いづらい部分もありどうしようか迷っていたところでまた使えるようになったというのは、率直にありがたいところ。
とはいえ、またいつ覆されるかもわからないので、入手できるうちに入手して既存の環境をアップデートしておくことにした。
これを書いている時点で入手できるのは ESXi 8.0 Update 3e。ESXi 7.0 ではコミュニティのNICドライバを組み込まなければ動作しないなど癖があったのだが、どうやら今はそれも解消されている様子。
一点注意が必要だったのはライセンスキーで、既存のESXi 7.0環境からアップグレードした場合、ライセンスキーが表示されず60日の評価版扱いになってしまうようだった。
新規インストールやデータストアを残す形での上書きインストールのような形であれば自動的にライセンスキーが適用されて、Host ClientのWeb画面上でも確認できる状態になるので、適当な検証環境に一度インストールし、ライセンスキーをどこかに書き留めておく必要がある。

アップグレード自体は実にあっさり完了。「TPM 2.0 デバイスが検出されましたが、接続を確立できません。」というメッセージが出ている理由は今のところ不明。マザーボードの設定上TPMは有効になっておりそれ以上設定できる部分もない。数日稼働させても特に実害は出ていないので気にしないことにしている。
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