12年前の2008年に購入した、カシオの電波ソーラー腕時計、WV-M120J-1JF。
カシオにしては珍しく、文字盤にごてごてとした装飾文字が少なくて、デザイン的には大変気に入っている。
普段は仕事用に使っていて、時計としては全く問題なく動いていたのだが、さすがに12年も経つのでバンドが切れかけていた。
ということで、代わりに1000円台のチープな腕時計を買って使い始めたという記事を書いたのが先日のこと。
代わりに買った腕時計、カレンダーの手動調整等が手間に感じないか…なんてことを懸念していたのだが、もっと本質的なところで不便に感じることがでてきた。
それは、「アナログ時計である」ということ。
日常生活においておおよその時間を把握する上では、アナログ時計でも何ら問題はない。ただ、仕事で使うという点で、何時何分何秒が一瞬で把握できるデジタル時計でないと結構ストレスに感じる場面が多いことが実際使ってみてよくわかった。
かといって今さら別のデジタル時計を買って、無駄に腕時計を増やしたくはないし、そもそもアナログ時計を買ってしまったのは、安くて気に入ったデザインのデジタル時計が見つけられなかったから。
どうしようかなぁと考えたとき、選択肢として挙がったのは、切れかけているバンドだけを交換するという方法。調べてみると、ネット通販で替えのバンドが安く簡単に手に入るようだったのでさっそく購入した。
価格:2,880円 |
届いたバンド
当たり前だが、ちゃんと新品の純正品。
バンドを取り外す
バンドは、付け根部分にある金属部品(バンドピース)と、ピンで固定されている。まずはこれを外さなければならない。
私は、たまたま持っていたこういう工具を使ったが、何らかの細長い金属の棒(クリップ等)で代用できると思う。
これをバンドピースにあるピンにあてがって押し込む。
すると、ピンが押し下げられてバンドピースが動くようになるので、ちょっと手前に動かしてやって、ピンセットか何かでつまんで取り外す。
あとは、残ったピンを抜き取れば、バンドが取り外せる。
思ったよりも全然簡単。
ちなみに、取り外したバンドがこれ。
新しいものと比べると、摩耗の度合いがよくわかる。
表面が摩耗して古いバンドはツルツルになってしまっている。最近、使っているうちに勝手に輪っかからベルトが外れてしまうことが多くてうっとおしいと思っていたのだが、なるほどこれが原因だったのかと、今さらになって気づいた。
驚いたのは、バンド自体の長さが変わってしまっていたこと。古いほうは1cmくらい伸びてしまっていた。
取り付けは、取り外しの逆の作業をするだけ。
ばっちり、新品同様の付け心地になった。
個人的な感想だが、やっぱりこちらのほうが腕になじむ。1000円のやつははめていると痛むことがあったのだが、こちらは一日付けていても全然違和感がない。てっきり新品だからしばらく使わないと腕になじまないのかと思っていたけれどそういうわけではないようだ。
なんだろう?本体の大きさによるものなのか、バンドの付け根部分の可動範囲の違いによるものなのか。
そして改めて感じたことだが、デジタル表示というのは、やっぱりいい。自然と時間が認識できる。アナログ表示で感じていた、一瞬時間の認識が遅れるということも無くなった。プライベートなら気にならないが、仕事上では明らかにストレス感が違う。
本体が壊れない限り、これでまた12年くらいは使い続けられる。まだまだ活躍してもらおう。
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