OMRON BY50S のバッテリーを交換する

先日(2019/07/08)、愛用しているOMRONの無停電電源装置(UPS)、BY50Sからブザー音が鳴り始めた。本体を見てみると、バッテリ交換ランプが点滅している。

このUPSは4週間に1回の割合でバッテリ自動テストが行われるのだが、このタイミングでバッテリーが劣化していると判断されたようだ。

バッテリ交換ランプの点滅しているBY50S

このUPSを購入したのは4年前の2015年6月。メーカーの仕様によると、周囲の温度が20度の環境でバッテリ寿命は4~5年とされているので、そろそろかなと思っていたところだった。夏場などは室温が30度以上になることも多かったので、むしろ良く持ったほうだと思う。

交換用バッテリーを準備する

交換用バッテリーの型番は、BYB50S。NTT-X Storeで7,980円で購入した。

タイミングが良いことに、今月はドコモのd払いで20%ポイント還元キャンペーンが行われており、NTT-Xがd払いに対応していたおかげで、実質約6,400円で購入できた。

2019/05というシールは製造年月だろうか。まだできたばかりという感じ。バッテリーのメーカーは明示されておらず、不明。

プラスチックのフィルム、あるいはカバーに覆われているが、これは注意書きにあるようにはがさずにそのまま使う。

バッテリーの交換手順

手順は同梱のマニュアルを見ながらやれば、交換自体は簡単に行える。

ちなみにマニュアルには、「運転状態での交換はUL規格に適合しないので行わないように」、と書かれている。逆に言えば、やろうと思えばできなくはないらしく、その場合の対応手順も書かれていたりする。私はおとなしくUPSの電源を切った状態で交換した。

手順は、ざっくり説明するとこんな感じ。

底面にあるカバーを外す

カバーを止めているねじを取ったら、カバーを上に引き上げて外す。

バッテリーを交換位置まで引き出す

バッテリーに赤い線が引かれているので、タグを持ってその位置まで引き出す。

バッテリーからケーブルを抜き取る

側面にあるケーブルをバッテリーから抜き取る。プラス(赤) → マイナス(黒)の順で。

バッテリーを完全に引き抜く

バッテリー自体は特に固定されているわけではないので、引き抜けば取り外せる。

新しいバッテリーを入れてケーブルを挿す。

バッテリーを半分くらい挿入し、プラス(赤) → マイナス(黒) の順でケーブルを挿しなおす。

元通りカバーを取り付ける

バッテリーを奥まで挿入したら、元通りカバーを取り付けてねじ止めすれば完了。

交換後の作業

コンセントにつないでUPSの電源を入れると、10秒程度自己診断が行われる。特に利用者が行う作業はない。

一応、ユーティリティ(PowerActPro)で状態を確認してみたが、異常はなさそうだった。

交換直後はバッテリーの残量が少ないので、しばらくはバックアップ運転はしないほうがよさそう。

古いバッテリーを処分する

交換後に余った古いバッテリーは、OMRONが無料で回収してくれる。バッテリーに同梱されている「UPSリプレイスサービス引き取り依頼書」に必要事項を記入して、バッテリーと一緒に指定の住所に送ればよい。

私は、新しいバッテリーが入っていた箱と緩衝材をそのまま利用した。余計なごみも出ず、梱包にもお金がかからず、一石二鳥。

ヤマト運輸で送ったのだが、80サイズで送料は通常1,123円。営業所持ち込みで100円引き、クロネコメンバーズに登録しているので50円引き、さらに「送り状発行システムC2」を利用したデジタル割で50円引き、最終的には923円になった。

ひとまずこれでUPSを正常な状態に戻すことができた。停電が起こらなければ活躍することもないのだが、引き続き縁の下の力持ちとして頑張ってもらう。

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